キリスト教基盤の団体として

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 商品をPRするときによく「特価」という言葉が使われます。

その商品が他の物と違う特徴という意味です。この特価という

言葉を借りるなら、たくさんある市民団体の中で

YWCAの特価するものは何でしょうか。

 

それは、数少ない「キリスト教基盤」の団体であるということではない

でしょうか。 「会員はキリスト教の信者さんですか」という質問はよく

受けます。熱心に社会のために自分の時間と労力を提供しているから

そう感じると言って下さる方もおられます。確かに名実ともに「クリスチャン 

アソシエーション」であった時期もありましたが、現在では目的に賛同して

下さる女性ならどなたでも会員になることができます。

 

キリスト教基盤であるということには、このように会員に係ることと、

価値観や考え方の根拠にキリスト教(聖書)をおいているということがあります。

例えば「なぜ人は人を殺してはいけないのか」という命題に対して、「殺人は

社会のルール違反である、犯罪である」という考え方もあります。YWCAでは

「神様が一人ひとりを大事な存在として命を与えられた。他人がそれを奪うことは

できなし、権力をもって人を支配してはいけない」という考え方をします。

 

もっと身近なところでは、大人と子どもの関係や私達が互いに聴き合い、

認め合うという関係性の根拠にもなっています。この姿勢は、

会則の中に「すべての人が神の前に等しい価値を有することを信じ、

会員相互の交わりを深め、人間の尊厳を守り、平和と正義のため、

世界の会員と共に活動すること」(静岡YWCA会則第5条)と掲げています。

 

YWCAにとってキリスト教基盤とは何かという問いに対して

、「地図である。目的地や辿る道を地図が示してくれる」、

「杖である。私達を導き、支えてくれる」と言われています。

つまりYWCAは聖書という地図や杖を頼りにして活動するわけです。

でも、その聖書の読み方、聖書がどのように私達に教えているかは、

必ずしも誰もが同じように共通理解しているわけではありませんから、

一緒に読み合い、理解を深め合うことが大事だと思います。

 

年齢が多い人もそうでない人も、会員歴の長い人もそうでない人も、

いろんな人が遠慮なく関われるのもこのような土壌があるためではないかと感じています。